2014年2月15日土曜日

KitchHikeは「ごはんを作る人」と「食べたい人」をつなぐサービス




賛同するサービスが誕生していた。

しかも、僕の知っている渋谷のPotalで。

KitchHike サイト https://kitchhike.com/

 英語が基本。英語ができないと参加すのはハードルが高そう。



 ぼくは、やはり日本の地元、職場付近や、住んでいる付近の各国料理店をまず紹介したい。

そこから交流を深めていけたらと思う。

 今の職場は、渋谷。

 住んでいるところは小平。

渋谷は、あちこちから人が集まる。

小平は、主に住民がお店を利用する。

 名店になれば、遠くからそのお店を目当てに来る人もいるが、

遠くから来てリピート客となるのは難しい。


お店の戦略:フリー戦略 起承転結

サービス・商品のポイント:人の集まる九か条


お客さんが喜んで、再度、友人と行きたくなるお店とは。


応援したくなるお店、絶対に応援したくないお店のポイント

 ・店主、店員の人柄:お客さんに対する考え方

 ・情報

 ・料理:質、量、価格、料理の情報:料理名も材料もわからなければ話題にならない

 ・サービス:一流、達人は気配りが違う。サインを見逃さない。

 ・外観・内装







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

記事 http://www.lifehacker.jp/2013/07/130729kitchhike_interview.html

KitchHikeは「ごはんを作る人」と「食べたい人」をつなぐサービス


KitchHikeは、ごはんを作る人(COOK・クック)とそれを食べたい人(HIKER・ハイカー)をつなぐ日本発のウェブサービス。例を挙げると、COOKは「トルコに住むGulsahです。地中海風のフルコースを用意しますよ」と登録。サイトを見て「Gulsahさんのごはんを食べたい!」と思ったHIKERが、日付などを指定して連絡を取ります。HIKERはごちそうになったあと、写真付きのレビューも投稿できます。
COOKは提供する料理に自ら値段をつけ(最低価格10ドルより)、HIKERはお代を支払います。お金のやりとりはPaypalもしくはクレジットカードで行われ、KitchHikeはその間から手数料をもらう仕組み。現在は英語版のみ提供で、日本、タイ、カナダなど、13カ国からの登録があり、今後も世界中でサービスを展開していく予定です。

でも、どうやって世界に広めるの?


130729kitchhike_interview_3.jpg
(左から、藤崎祥見さん、山本雅也さん)

そこのところを聞いてみようと、KitchHike共同創設者の山本雅也さん、藤崎祥見さんにコンタクトをとってみました。すると「実はメンバーばらばらに世界を回ってKitchHikeを実践しながら育てていく予定でして、8月頭に私も日本を一旦離れてしまうので、近日中にできれば!」とのお返事。え、意外と地道な作戦?
早速、お会いしました。「僕らがやりたいのは、世界中のキッチンをオープンにすること。人が仲良くなれるような場を提供して、文化そのものを生むことなんです。そして新しい経済もつくる。これは、なにより早く世界を楽しく豊かにするんじゃないかと思っています」と、山本さんは満面の笑み。そして、本気で変えられるって信じている目です。
お話を伺ってみると、たしかにKitchHikeは料理が持つパワーを生かし、世界を変えうる取り組みだと思えました。以下にその試みを大きく3つに分けて見ていきます。

世界平和は「国と文化を超えて食事をする場」から


KitchHikeの試み、その1。「お互いが理解しあえる場の提供

山本さん:人は一緒にごはんを食べると仲良くなってしまう、というのは歴史的に証明されている事実。同じペースで、同じ食卓を囲むことは、コミュニケーションの方法として最適だと思っています。世界中で、異文化の人たちがもっと食事をともにして仲良くなれたら、それは完全に世界平和への第一歩かと(笑)。
国と国で、条約などを決めたトップダウン式の友好ではなくて、国をつくっている市民同士でわかりあって、混ざり合っていける場を提供しちゃうほうが、実は世界を楽しく豊かにするには早いんじゃないかと、本気で思っています。

知り合ったばかりの人に「今度、食事でも」って、よくある話。同じ釜の飯を食うという言葉もあるように、食事を通じたコミュニケーションはたしかにあります。その機会をより多く、あらゆる人へ提供するのが、KitchHIkeの大きなミッション。それぞれの国のごはんをシェアしながら話す姿は、たしかに「平和」の形といえそうです。

うちの母ちゃんが作るメシで外貨を稼ぐ方法


KitchHikeの試み、その2。「誰でも参加できる経済活動の仕組みをつくる

山本さん:3Dプリンタで使えるデータを売買する。そんな未来もありますが、僕らはもっと裾野にいる人をピックアップしたいんです。僕は海外でよく人の家におじゃましてごちそうになる「リアルKitchHike」を勝手に(笑)やってるんですが(※その模様は雑誌『BRUTUS』で連載中)、この間もフィリピンで良い体験をしました。家は土壁で、建っているのもやっとという感じだったんですが、メシがすっげぇうまいんですよ。「エスカビッチ」っていう、揚げ魚にピリ辛のソースがかかっている料理で。
世界中の家庭では、お母さんたちが何気なく毎日ごはんを作っています。けれど、それはその土地の文化に結びついている、とてもクリエイティブな行為だということに、実はみんな当たり前すぎて気づいていない。
そのお母さんの作る料理を食べてみたい人は世界中にいっぱいいて、お金を払う価値があるとも思っている。でも、たとえばさっきのフィリピンの人にはその価値が見えていない。ただ、彼らはちゃんと携帯電話を持って、ウェブにつながる手段は持っている。ここをつなぐことで、世界に貢献できる仕組みを作れるんじゃないかと考えたんです。

KitchHikeの最たる価値は「場の提供」かもしれません。しかし、もう1点、個人間で金銭的なやり取りが発生することも重要なポイントです。

山本さん:発展途上国の人でも1食20ドルで提供して、1日に3人の旅行者が来たら、それだけで60ドルを稼げたりする。これ、実はすさまじい破壊力を持っているぞと。彼らにとってはすばらしい収入になりますよね。「生きがい」や「やりがい」にもつながる。
藤崎さん:フェアトレードでは世界の貧困は解決できないという意見もある。資本主義の世界では、自国で外貨を稼げるようにならないとどうにもならない。KitchHikeはその手段になり得ます。

現状、KitchHikeはCOOKの販売通貨をドルに限定しています。つまり、どの国の人でも外貨を直接的に獲得するチャンスがあるわけです。
以前、個人宅などを貸し出せる宿泊先検索サイト「Airbnb」のCEO、Brian Chesky氏はインタビューでこう言いました。「(個人間の)シェアによる新しい経済が生まれる」と。Airbnbでは「家」という元手が必要ですが、KitchHIkeで必要なのは料理をつくる「人」そのもの。宿泊するのはためらわれる家でも、食卓を囲むことならずっとハードルは低くなります。

レコメンドで予測できない未来を、もっと生活にもたらしたい


KitchHikeの試み、その3。「旅を面白く、日常を面白くする

私はちょっといじわるな質問を投げてみました。「食」は人間にとってどれだけ大事なことだと思いますか? 漠然とした質問ですが、「食」で世界を変えようとしている彼らの考えを聞いてみたかったのです。
藤崎さんは少し考えて、「2つの価値があるから大事」と話してくれました。

藤崎さん:1つは人生における「有限なアクティビティである価値」。僕らが食事をする機会って、一生のうちに回数が決まっていますよね、あと何万回って。なので、一つひとつを大切にするべき価値がある。
もう1つは「人と人をつなぐ価値」。個人的なことはもちろん、三国志からヤルタ会談まで、歴史が動いた場や物事が決まる時には、必ずその間に料理や杯があった。そういう文化そのものが好きだし、素晴らしいと思うんです。

回数が決まっているからこそ大事にしたい。そして、その楽しみは人生や歴史を変えるきっかけにすらなる。KithcHikeがつくろうとする未来は、たしかにこの言葉に寄り添っています。
山本さんにとっての「食」は、KitchHikeの「旅を面白く、日常を面白くする」目的を高めてくれる存在でもあるようです。

山本さん:タイだって屋台ばかりでなく家庭料理はあるし、イギリスにもうまいごはんを作る人はちゃんといる。それは行かないとわからないことです。旅行で最も行きづらい場所ってどこだと思います? 「人の家の食卓」です。旅行においての最後の聖域(笑)。それだけに、食卓はまだ明かされていない、魅力のあるものなんです。
加えて、なんでも効率化して、レコメンドやアルゴリズムで予測できちゃう未来ではなく、これからはいかに偶有性を高めて生きるのかが大事だと僕は思っています。旅的な要素がもっと日常に入ってくると、人生がもっと楽しくなるんじゃないかと。

私が「手料理なら、味そのものがもう出会いですもんね」と言うと、山本さんは「KitchHikeが世界に広まると、言ってしまえばマクドナルドやサブウェイよりも店舗数が多くなるんですよ! しかも、メニューも各家庭が土着の文化からスタートしたものを提供できる。あぁ、なんて面白い未来なんだろうって」と、笑いました。

株式会社キッチハイクは、さながら「ハウルの動く会社」


130729kitchhike_interview_5.jpg
(普段は渋谷のシェアオフィス「PoRTAL」を拠点にしているが、これからメンバーは世界へ旅立つ)

たしかに、サービスの魅力は感じられました。あとはいかに広めるのか。KitchHikeを創設した4人は、「12月31日にシリコンバレーで会おう」などと定期ミーティングの日取りだけを決め、これから各々海外へ出ていきます。情報共有はチャットアプリ、ミーティングはGoogle ハングアウト。KitchHikeを広めながら、現地メディアや大使館、COOK候補コミュニティにコンタクトを取っていくとのこと。
藤崎さんはその意図について、「僕らが行くこと自体がサービスに直結するし、僕らがファウンダーでありながら、一番のファンであり、いちユーザーであるというのが大事かなと。みんなバラバラでも仕事はできますし。僕らは未来の会社みたいな意味で、『ハウルの動く会社』って言っています(笑)」。
山本さんは「世界的に広めていくのであれば、僕らが世界を回りながらやるっていう方が、ストーリーとしても面白いなって思っているんで。誰か映画化してくれないかなーと、こっそり思っています(笑)」とおどけて言いますが、その姿はたしかに見てみたい。彼らの地道な、しかし夢のある旅程は、KitchHikeのブログなどで配信していく予定だとか。
とはいえ、KitchHikeはあくまでCOOKとHIKERがいて成り立つサービス。「いきなりCOOKになってもらうのも大歓迎ですが、まずはHIKERを体験してもらって、その良さを実感してもらいたいです。それから自分の国へ帰って、今度はホストになってもらえたらいいなと思います」と藤崎さん。
あなたも、世界の食卓を旅してみてはいかがでしょうか。その一歩は、KitchHike流の世界平和にもつながっていくのです。
(長谷川賢人)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

0 件のコメント:

コメントを投稿