2014年4月1日火曜日

予告4/1,3,4 特別写真展 「写真でたどる駐日英国大使館の今・昔」

2014年4月1日

公式サイト  イギリス大使館

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英国政府が、1875年に品川の東禅寺から現在の所在地である千代田区一番町へ公使館を移してから、約140年が経過しました。この土地は、1905年の大使館への昇格、1923年の関東大震災など、今日に至るまで様々な歴史的変化を目の当たりにしてきました。大使館の業務や活動も時代とともに変化し、現在、日本とのパートナーシップのもと、英国の繁栄、安全保障、英国人の権益保護を柱に、英国の価値観や法に則った国際システムを促進することに注力しています。

特別写真展「写真でたどる駐日英国大使館の今・昔」では、赤レンガ時代の大使館、関東大震災後の様子、再建中の大使館を中心に、その歴史を写真で紹介しながら、英国から日本へのお礼、そして大使館から地元の方々や自治体への感謝の気持ちを伝え、一番町に根ざした大使館でこの先も更に深く強い日英関係のために活動を続けていく英国政府の強いコミットメントを、メッセージとして発信します。

この特別写真展の一般公開日を、下記の要領にて設けます(注意:大使館全般を公開するものではありません)。

特別写真展 「写真でたどる駐日英国大使館の今・昔」

一般公開日: 4月1日(火)、3日(木)、4日(金)の3日間

公開時間: 午前11時、正午、午後1時、2時、3時の計5回実施(午後4時に終了・閉場)。 毎回、完全入れ替え制(毎回80名まで)で、入場整理券が必要。

入場整理券: 午前10時30分より、大使館正門前に設ける受付にて、当日分の入場整理券を先着順に配布します。 整理券一枚に付き1名が入場できます。整理券は一人に付き2枚まで、一回のみ配布します。

入場時間: 指定鑑賞時間の開始30分前から大使館南門(麹町消防署側)で入場受付を始めます。 ボディーチェックおよび手荷物検査後、会場へ案内します。

開催場所: 駐日英国大使館5番館

アクセス: 来館には必ず公共の交通機関をご利用ください。

最寄り駅: 東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅 3・4・5番出口より徒歩約10分

写真展のお問い合わせ先: 駐日英国大使館 Tel:03-5211-1100(代表)


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ブログ「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」より



イギリス大使館は皇居に面する千鳥が淵公園沿いの約3万5,000平方メートルという広大な敷地に建ち、東京にある各国の大使館の中で一番古く、一番敷地面積が大きい大使館です。敷地を囲む壁には継ぎ足された箇所があり1900年の義和団事件の際に北京のイギリス大使館が「暴徒」に攻撃された教訓を踏まえて壁が増強された跡であるといいます。

ちなみにイギリス大使館の敷地は全て国有地であり、賃貸料は月額で291万6,000円、年間3,500万円です。日本が国有地を在日公館の敷地として貸し出している相手はイギリス、アメリカを含め4カ国あります。アメリカ大使館(港区赤坂/約1万3,000平方メートル)が年間250万円(イギリス大使館に比べ破格の安さです・・・)の賃貸料を1998年から2007年までの10年間にわたり滞納し問題となりましたが、それ以外の国はきちんと支払いをしてくれています。

イギリスの公使館はもともと品川駅近くの東禅寺にあり、その後、外交上の緊張などで各地を転々としていました。1872年に明治政府の好意の印として、皇居に程近い現在の千代田区一番町に永遠に賃借されたそうです

赤レンガで建てられていた当時の大使館の建物は、1923年の関東大震災で完全に倒壊してしまい、現在の建物は1930年にイギリス工務省の設計で建て直されたものですが、鉄筋コンクリート3階建ての建物からは英国の風格が漂っています。外からでも緑が多いことには気づかされますが、中に入ると大小さまざまな趣のある洋館が並んでおり、ここが東京のど真ん中だということを忘れてしまいそうです

また、イギリス大使館は敷地内や周囲に植えられている桜の木でも有名です。1898年に当時の公使サー・アーネスト・サトウが、東京の人々への贈り物として、またサトウの日本への愛情の印として初めて桜の木を植えて東京市に寄贈したそうです。当時は花見をしながら富士山や海の見事な眺めが大使館から一望できたといいます。多くの人々に親しまれて来た桜並木も戦災等で大半は枯れ木になったため戦後再びこのあたりに桜の木が植えられ、現在までその景観を残しています。

イギリス大使館は麹町の東条会館の9階にあるカフェレストラン「アルゴ」から見渡すことが出来ますが、毎年10月ごろに大使館でバザーが開催され、一般の方も入館できるそうなので興味がある方は一度足を運んでみてください。



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