2014年3月26日水曜日

軍隊アリも人間も盲随する奴は殺される

2014年3月26日 

こんな記事を見つけた。

サイト

軍隊アリの集団自殺



上の動画を見てほしい。

この動画は、アリが円を作り、延々と回り続けているだけのように見える。
しかし、アリは体力を消耗して死ぬまでこの動作を止めることはない。


この軍隊アリの奇妙な行動は「死の渦巻き」と名付けられている。


この様子だけを見れば、アリは頭が狂ってしまったのではないかと思うだろう。
しかし、これは長い年月をかけて軍隊アリがユニークな進化を遂げ、多くの長所を得た代償として、致命的な短所も手に入れてしまったと言えるものである。
 
軍隊アリは他のアリとは違って、目が見えない。
彼らは、一生同じ場所で巣を作り、住み続けることは無い。
その代わりに、軍隊アリはエサを求めて集団で行進し、常に休むこと無く歩き続ける。
行進する際、最初の列のアリが、フェロモンを分泌することで、足あとを残し、他のアリ達はこれを嗅ぎ、他のアリが付けたフェロモンを嗅いで道をたどることで、集団が秩序をもって行動することが可能になっている。


このシステムが上手く行けば、離れた場所でエサを見つけたとしても、フェロモンをたどって元の集団に戻ることができる。
しかしうまくこのフェロモンが付けられなければ、アリは行ったり来たりし始め、しまいにはドームのようなエンドレスのループを形成してしまうことになる。


この発見は1000年前以上から確認されていたらしいが、科学的に研究され始めたのは1936年のことであった。
生物学者のT.C.Schneirlaは一日中、何百ものアリが円陣を作って、行進しているのを確認した。
たとえ強い雨の日であっても、アリはそれをやめることはなかった。
その次の日、ほとんどのアリは死に、いくつかは生き残って非常に弱々しかったが、それでも回り続けるのをやめなかったという。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿