2014年8月17日日曜日

②高橋和夫氏「なぜアメリカはイスラエルを支持するのか?

2014年8月16日 12:00~15:30

シンポジウム「イスラエル・パレスチナの今後を考える」

主催 日本・イスラエル・パレスチナ学生会議 サイト facebook

まとめ 

①出川展恒氏「イスラエル・ハマス 停戦 の行方」 Blogger

②高橋和夫氏「なぜアメリカはイスラエルを支持するのか?」 Blogger

②高橋和夫氏「なぜアメリカはイスラエルを支持するのか?


国内政治としてのイスラエル

ニューヨークはイスラエルの郊外という感じ。
イスラエルで事件が起きればすぐにニュースが流れ、新聞で報じられる。

 アメリカ軍の武器弾薬の提供


 新しいアイアンドーム



ユダヤ系市民の活動


 人口の2パーセントの頑張り


 アダルソンの例


新しいイスラエルの支持層


 キリスト教原理主義者


 パレスチナのユダヤ化がキリストの再臨の準備



イスラエル支持の内実


 共和党、労働者


イスラエル支持の新しい形


 JStreet 2008年


 和平によるイスラエルの安全保障


アメリカのイスラム教徒


 オバマ大統領のメッセージ


 数百万?急増する信徒


 

長期で見ると?




高橋和夫




Kazuo Takahashi


【講演会のご案内】

【満員御礼】

放送大学公開講演会『激動の中東情勢』

日時:2014年8月20日(水)18:00 開場/18:30 開講
会場:AP 渋谷(渋谷東急プラザ8F)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-2 TEL:03-5728-3109
定員:150名
参加費:無料 ※満員御礼


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参考


ひどすぎる兵器「白リン弾」 NAVER




中東問題がどうしてこうなったか歴史的経緯がよく分かるまとめ NAVER 

 イスラム教とキリスト教の宗教戦争であるかのように錯覚している人が多いですが、そもそもパレスチナ人問題・クルド人問題はなぜ中東に生じたのでしょうか?

そもそもこれらの問題の原因は、イギリス、アメリカ、そしてそれを支えた資本の動きにありました。




教科書が避けて説明しない「ユダヤ人問題」【十字軍からアンネの日記まで】 NAVER


シオン賢者の議定書 - NAVER まとめ   シオン長老の議定書とタルムード サイト



ユダヤ人と彼らの嘘について マルチン・ルター ウィキペディア

 ルターの生涯において、ユダヤ人に対する態度は様々な形を取っている。前半生、就中1537年頃までは、ユダヤ人をキリスト教に改宗したがっていたが、後半生、とりわけ晩年の9年間はユダヤ人を非難し、迫害を促していたという

  1. シナゴーグやイェシーバーを、跡形残らず徹底的に焼き払うべし
  2. 更にユダヤ人の所有するをも打ち壊し、所有者を田舎に住まわせるべし
  3. 宗教書を取り上げるべし
  4. ラビの伝道を禁じ、従わないようであれば処刑すべし
  5. ユダヤ人を撲滅するための方途を穏便に実行すべし
  6. 高利貸しを禁じ、を悉く没収し、保管すべし
  7. ユダヤ人を農奴として働かせるべし

 ※なぜルターがユダヤ人を嫌ったのか、その理由については触れていない。

 彼は宗教改革の中心人物となったことでプロテスタント教会の源流をつくったのは事実です。しかし、現代風に言えば「人種差別主義者」でもあったのです。しかし、「プロテスタントの祖は人種差別主義者だった」と教科書には書かないのです。ゆえに、ルターがなぜどのようにユダヤ人問題をテーマにしたのか議論することさえ、行わないのです。NAVERより

※悪口のみを書き続けて、その理由を書いてない場合が多い。
そのような文章を読んだとき、その著者は人種差別者で、知性がないと思えてくる。
そして、書いてあることも、いいかげんなものに感じてくる。
いいかげんなものに感じさせるのが狙いなのかもしれない。

ユダヤ人問題によせて カール・マルクス ウィキペディア

カール・マルクスが1843年に執筆し、現代国家で政治的解放がなされるにしても、ユダヤ人(或いはクリスチャン)に棄教を求めることはないと主張。

ユダヤ人がプロイセンで政治的解放を成し遂げようとする試みに関する、青年ヘーゲル派のブルーノ・バウアーによる研究を批判したものである。

バウアーは、政治的解放が宗教に如何なる隙をも与えない世俗国家でのみ可能となる以上、ユダヤ人は棄教によってでしか政治的解放を成し遂げられないと述べている。

バウアーによると、こうした宗教上の要求が「人間の権利」と矛盾するため、真の政治的解放とは宗教の廃絶にあるという。

しかしマルクスは、「世俗国家」で宗教が最早卓越した役割を果たしていないというバウアーの仮定に誤りがあることを、プロイセンと異なり国教が存在しないアメリカでも宗教が浸透している例を示して反論した。

※当時のドイツでユダヤ教徒が政治的に開放されていない状況とはどういう状況だったのだろうか?


→ マルクス『ユダヤ人問題によせて』を解読する サイト


マルクスは、国家の本質は類的生活にあるという。
人びとが固有の社会関係のうちで生きつつ、権利主体としての「公民」(シトワイヤン)としても生きること、これが類的生活だ。
しかし現代の人びとは市民社会のうちで、独立した個人として、メンバーの一員としての類的生活と対立する利己的な「物質的生活」を送っている。
この類的生活を人びとのうちに取り戻させること、これこそが真の人間的解放だ。
 ※解釈
 国家とは、人々の社会的生活から成り立っている。
 人々は市民として社会的生活をする権利がある。
 実際の多くの人は、国家の中で、生きるために反社会的な利己的な生存的活動をしている。
 反社会的な生存的活動をしないで、社会的生活ができるようにすることが真の人間的解放だ。
 反社会的活動の例として、組織や一部の利益のために不正をすること、不正から目をそらすこと。
 会計的不正。
 監査の怠慢。
 商品偽装、詐欺など。


マルクス主義といえば国家の廃止と共産主義社会の実現がセットになっているが、ここでのマルクスからすると、国家は廃止されるべきものではない。国家は人間と自由の媒介項なので、たとえ批判されても、否定し廃止されるべきではない、とマルクスは言うわけだ。
マルクスによれば、当時の民主主義国家は本質的に不完全だ。
なぜか。それは国家が宗教(キリスト教)を必要としているからだ。
民主主義国家がキリスト教的なのは、それが利己的人間、現代の社会機構のせいで堕落している人間、非人間的な関係によって支配されている人間、ひとことでいうと類的存在として存在していない人間を至上の存在と見なしていることと密接に関わっている。
しかし真に民主的な国家は宗教を必要としない。そこでは人びとは宗教から解放されており、類的生活のうちにある。国家は人びとに類的生活をもたらさなければならない。


ユダヤ教の基礎=利己主義

最後にマルクスは、ユダヤ教それ自体を廃棄する必要があると主張する。
なぜならユダヤ教の基礎には貨幣崇拝の利己主義が潜んでいるからだ、と。
ユダヤ教のなかには反社会的要素が含まれている。
ユダヤ人は「あくどい商売」を行い、貨幣を神としてあがめている。
その根本は、ユダヤ教が貨幣を崇拝する利己主義を基礎としているという事実だ。
市民社会がユダヤ教によってむしばまれたゆえに、
人びとのつながりは引き裂かれ、
世界は私利私欲のうずまく利己的人間の世界へと変貌してしまった。


ユダヤ教は市民社会の完成とともにその頂点に達するが、
しかし市民社会はキリスト教世界のなかではじめて完成する。
あらゆる民族的、自然的、人倫的、理論的関係を
人間にとって外的なものとするキリスト教の支配のもとでのみ、
市民社会は国家生活から自分を完全に切り離し、
人間のすべての類的紐帯を引き裂き、
利己主義と利己的欲求をこの類的紐帯の代わりにおき、
人間世界を相互に敵対しあうアトム的な個人たちの世界に解消することができたのである。
そこで市民社会が「あくどい商売」とその前提を否定し廃棄すれば、ユダヤ人は存在しなくなる。これこそユダヤ人の社会的解放がもつ意味なのだ。

社会の矛盾を鋭く見抜くマルクス
マルクスはユダヤ人問題を手がかりに、人間と、市民社会・国家の関係について論じてきた。市民社会には利己主義がはびこり、真の生活が見失われてしまっている。確かに政治的解放が行われたが、むしろそれは人びとを真の生活から遠ざけてしまった。真の解放は、人びとを具体的な公民として、社会のメンバーとして生かすのでなければならない。そうマルクスはいうわけだ。



マルクスのユダヤ教批判がどの程度妥当かについては分からない。現代の時点からすればほとんど納得できないが、当時としては適切だったのかもしれないし、その時点ですでに単なる偏見にすぎなかったのかもしれない。

amazonレビューより

あとがきに該当する 30ページを超える城塚登氏の訳者解説が秀逸です。

マルクスはユダヤ人であるが、「ユダヤ教の現世的基礎が私利私欲にあること、彼等の世俗的な神が貨幣であることを確認した上で、実際的欲望、利己主義が実は市民社会の原理である」とし、「貨幣はあらゆる神を貶め、それらを商品に変える。この疎遠な貨幣の存在が人間を支配し、人間はそれを崇拝するのである」と喝破するのである。


アドルフ・ヒトラーとユダヤ人問題

 歴史の教科書では例外的にヒトラーがユダヤ人差別を代表するかのように描かれます。しかし、なぜヒトラーがユダヤ人問題を認識するようになったのかについて十分な説明は行われません。そのため、ヒトラーはけしからんという「常識」だけが形成されています。



 ユダヤ人の新たな民族意識はパレスティナでのユダヤ人国家建国によって満足されるのだと他の世界の人々に信じさせようとシオニストたちが努力するとき、
お人好しな非ユダヤ人を騙すべく、それに関してユダヤ人はもう一つの手段を採るのだ。

彼らには、パレスティナにユダヤ人国家をそこに住むことができるように建国しようなどという意図は微塵もない。

 彼らの真の狙いは、国際的な詐欺とペテンのための中央組織を設立することにある。

主権国家として、これは他のいかなる国家にも支配されえない。
したがってそれは、正体を見破られた詐欺師の避難場所と同時に、その他の詐欺師の訓練のための高等学校として役立ちうるのだ。
「我が闘争」より



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メモ ※後で整理する

シオニストが同じユダヤ人を利用?!
それについて、ヒトラーが協力。


さてはてメモ帳より  わかりにくい

これは、ドイツではトゥーレ協会、そして英国では黄金の夜明け団と呼ばれていた。 アレイスター・クロウリーの東方聖堂騎士団(OTO)は共通の鎖の輪である。

私の勘では、チャーチル、ヒトラー、スターリンとルーズヴェルトは、同じカバラ主義秘密結社(イルミナティ)の一部だった、そしてエロール卿はヒトラーが失敗するように仕組まれていたのを知っていた。これが、エロール卿が沈黙させられねばならなかった理由である。 

サイト

エドウィン・ブラック 「譲渡契約」
欧州のユダヤ人たちは、イスラエルにロスチャイルドの世界政府の首都を建設するために、追い立てられ、強奪され、虐殺された。



ショーンフェルトは述べている: サイト

「ユダヤ人の血がユダヤ人の国家の車輪のために必要とされる塗布油であるというシオニストのやり口は、過去のものではない。それは、まさに今日動作可能なものであり続けている。」

ラビ・ヴァイスマンデル[Rabbi Weissmandel]はスロバキアにいたが、アウシュビッツの地図を提供し、そしてトラックや火葬場を爆撃するよう連合軍に圧力をかけてくれとユダヤ人指導者たちに懇願した。その指導者たちは連合軍に圧力はかけなかった。なぜなら、秘密の政策は非シオニストのユダヤ人たちを絶滅させることだったからである。


スカル&ボーンズとホロコーストの陰謀 by Clifford Shack サイト

 エドモンド・ベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵がパレスチナに入植地を確立することに着手したとき、彼は言った。彼は慈善事業を超えた理由でそうしていると。彼は詳細には述べなかった。

 イスラエルの建国の本当の理由は、石油をスエズ運河で安全に運ぶための軍事基地を設置すること。

テオドール・ヘルツェル(イスラエル建国の発案)が44歳の時に意味ありげに死亡した。ロスチャイルドと同盟したシオニスト侵入者が、ヘルツルの組織を引き継いだ(「乗っ取った」)。


1896年、シオニズム運動のさきがけをなす著作『ユダヤ人国家(英語版)』を出版した。
ウィキペディアより
テオドール・ヘルツェルは小説『古く新しい国』(1902年)の冒頭に「もしあなたが望むなら、それはお伽噺ではない」と書いて、ユダヤ人国家の建設を訴えている。


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シオニズム 


ウィキペディアより

シオニズム(ヘブライ語: ציונות‎, Zionism)は、イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しよう、あるいはユダヤ教、ユダヤ・イディッシュ・イスラエル文化の復興運動(ルネサンス)を興そうとするユダヤ人の近代的運動。

「シオン」(エルサレム市街の丘の名前 英語ではザイオン)の地に帰るという意味である。

※映画「マトリックス リローテッド」に登場する地下の隠れ家が「ザイオン」だった。

 シオニズムという呼称は、1890年代、オーストリアの同化ユダヤ人であるナータン・ビルンバウムにより考案された。

ユダヤ人への冤罪であるドレフュス事件を取材していたオーストリア人記者テオドール・ヘルツルは、ユダヤ人自ら国家を建設し諸外国に承認させることを訴える。
1897年バーゼルで第1回シオニスト会議を主宰。後にヘルツルは建国の父といわれる。
1917年にイギリス外相が「パレスチナにおけるユダヤ人居住地の建設とその支援」を約束したバルフォア宣言が出される。
1947年に国連によるパレスチナ分割決議を経て、
1948年イスラエルが建国され、ユダヤ国家が誕生した。

反ユダヤ主義

ウィキペディアより

ユダヤ人およびユダヤ教に対する差別思想をさす。19世紀以降に現れたユダヤ人を人種として差別する立場は特に反セム主義(はんセムしゅぎ、英語: Antisemitism)とも呼ばれる。

☆反ユダヤ主義の歴史 わかりやすい

国際ユダヤ人―現代によみがえる自動車王ヘンリー・フォードの警告 キーワードは「分裂」と「混沌」 諸国民を陥れよ! 


amazonより

1920年代のドイツに大きな影響を与えた「陰謀論」の古典的名著の翻訳。ユダヤ問題がアメリカの実生活内にどのように侵入していったのかを刻明に記す。巻末に「シオン長老の議定書」を収録。

忍びよる影
第1章 ユダヤの性格と営利生活
第2章 ドイツの反撃
第3章 アメリカにおけるユダヤ人の歴史
第4章 ユダヤ問題の意義と存在
第5章 反ユダヤ主義はアメリカに実現するか
第6章 ジャーナリズムとユダヤ問題
第7章 ユダヤ世界征服綱領は存在するか
第8章 ユダヤ人世界支配の歴史的基礎
第9章 シオン長老の議定書
第10章 非ユダヤ人に対するユダヤ人の見解
プロトコール『シオン長老の議定書』
切り裂かれた大地

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アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」を思い出した。
いま思うと非常にユダヤ的な考え方で、政府の規制を嫌う新自由主義的考えの始まりだったのかもしれない。

日本アイン・ランド研究会 サイト を見るとこんな本があった。

「利己主義という気概ーエゴイズムを積極的に肯定するー」

amazonより

現在もなおアメリカ人に支持され続けるアイン・ランドの過激な自由主義思想「リバータリアニズム」の全貌を明らかにする政治思想エッセイ集、本邦初訳。

「利己主義」こそ、人間の正しい生き方であると説き、他者へ利益を分け与える「利他主義」を断罪し、一般的には否定的なものと考えられる「利己主義」という概念を肯定的に提示。

自由放任資本主義を積極的に肯定し、「利己主義」の真の意味を説くことで、人間という存在の意義、人生の意味、そして真に人間が人間らしく自由に生きられる社会・政治・経済体制を明らかにしていく。

本書は、アメリカの草の根に息づく真の「保守思想」を体現した思想家ランドによる啓蒙の書である。

徹底したエゴイストばかりならば、戦争は起きない!

利己的に生きることができない人間は、他人も世界も救えない!

「利己的に生きるなんて、わざわざ教えられる必要などない。誰だってそうしているし、簡単なことでしょう」と言う人々は、アイン・ランド的な意味における「利己的に生きる」ことの困難さを理解していないのだ。

もしくは、その必要性を感じないほどに、より良く生きることに無自覚か、より良い生を生きたい欲望が希薄なのである。

言い換えれば、自分の生を大切なかけがえのないものとは感じていないのである。

自分の人生のかけがえのなさに鈍感な人間ならば、他人の人生のかけがえのなさにも鈍感に違いないし、他人の人生を蹂躙して平気であろう。

アイン・ランドが本書で弾劾してやまない悪とは、「生きているのに死んでいること」である。祝福してやまない善は、「とことん生きて生き延びること」である。

こう書くと、単純素朴過ぎるように聞こえるかもしれないが、生命体である人間にとって、これほど究極の悪があるだろうか? これほど究極の善があるだろうか? このような根源的な善悪の観念を、心と頭脳に刻みこむことは、どれだけ深く刻み込んでも深すぎるということはない。(「訳者解説」より)


ついでにアメリカの国会議員ロン・ポールの本を紹介

「他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ ―リバータリアン政治宣言― 」

amazonより

 本書は、現在アメリカで一大旋風を巻き起こしているリバータリアニズム思想運動の旗手、ロン・ポール連邦下院議員の政治思想書であり、現実政治への宣言文である。

ここには、「反・統制、反・官僚支配、反・重税国家、反・過剰福祉」という明確なメッセージがある。

これらはいずれも、現在の日本にとっても重要な課題である。ロン・ポールの本書での主張は、そのまま日本への政策提言(ポリシー・メイキング)である。
副島 隆彦

 政府は誰かか税金でお金を集めて来なければ、誰かのために一セントも使うことは出来ない。
そして政府が集めてくるお金は、人々が一生懸命に働き蓄えてきたものだ。
税金とは国家による泥棒なのである。
この重要な事実が、すっかり忘れ去られている。
そしていつものように政府内では、かわいそうな人々や業界を助けるべきだという議論が始められる。
この議論から置き去りにされているのが「忘れ去られた人々」、つまり税金を取られるばかりの人々なのである。

(本書第1章「経済の自由、その真の姿とは」より)

※お金とは何か? 
国家が連邦準備銀行という民間機関にお金を借りて、税金で利息を払っている。連邦準備銀行は、どうして沢山政府にお金を貸せるのだろうか?
政府を批判するリバータリアンも、政府も同じ穴のムジナにすぎない。

リバータリアニズム 


ウィキペディアより

 個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想。リバタリアニズムは、他者の権利を侵害しない限り各人は自由であり、政府が干渉すべきでなく、最大限尊重すべきであるとする。

 リバタリアンはレッセフェール(自由放任)を唱え、経済や社会に対する国家や政府の介入を最小限にすることを主張する。

 リバタリアンは「権力は腐敗する、絶対権力は絶対に腐敗する」という信念を持っている。

また、自律の倫理を重んじ、献身や軍務の強制は肉体・精神の搾取であり隷従と同義であると唱え、徴兵制と福祉国家には強く反対する。

なお、暴力、詐欺、侵害などが起こったとき、それを起こした者への強制力の行使には反対しない。自然権的リバタリアンと帰結主義的リバタリアンなどに分類される場合がある。

アメリカ合衆国では、選挙年齢に達した者のうちの10%から20%が、リバタリアン的観点を持っているとされている。


 リバタリアニズムでは私的財産権もしくは私有財産制は、個人の自由を確保する上で必要不可欠な制度原理と考える。

私的財産権には、自分の身体は自分が所有していることを自明とする自己所有権原理を置く。
(→ジョン・ロック)
私的財産権が政府や他者により侵害されれば個人の自由に対する制限もしくは破壊に結びつくとし、政府による徴税行為をも基本的に否定する。

法的には、ハイエクに見られるように、自由とは本質的に消極的な概念であるとした上で、自由を確保する法思想(法の支配/rule of law)を追求する。

経済的には、市場で起きる諸問題は政府の規制や介入が引き起こしているという考えから、市場への一切の政府介入を否定する自由放任主義(レッセフェール/laissez-faire)を唱える。

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ユダヤが長い間迫害されてきた理由が分かりやすいまとめ NAVER 


 1348年のフランスでのユダヤ人大量虐殺の様子が描かれています。多数のユダヤ人が子供や財産を奪われ、火あぶりとなりました。このようなケースは例外ではなく、じつは、歴史上11世紀ごろから20世紀まで、遡ればもっと以前からも続いていました。



紀元前17世紀頃、ヘブライ人はカナンの地から古代エジプトに集団移住した。古代エジプトの地で奴隷とされた。


『出エジプト記』

モーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれている物語です。エジプト第19王朝の時代に、大きな気候変動が起こり、エジプトのヘブライ人指導者モーセが中心となって、約60万人の人々がエジプトからシナイ半島に脱出を果たしたとされています。

ユダヤ戦争

ローマ時代、ユダヤ人はエルサレムを中心とするユダヤ属州においてある程度の自治が認められていました。初期のローマ帝国は宗教に対してとても寛容な政策をとったことが知られています。しかし、多神教を信仰していたローマ人に対して反感を持ち続けたユダヤ人らは、反乱を起こし、やがてローマ軍によって攻め滅ぼされてしまいます。


離散ユダヤ人の状況 (紀元100~300年)


ヤムニア会議

神殿を破壊されてしまったユダヤ人、エルサレムの陥落から逃れたユダヤ教の指導者たちは、ローマ帝国当局の許可を得て、エルサレム西部の町ヤムニアにユダヤ教の研究学校を設けました。このユダヤ教学校によった学者たちが長い時間をかけて議論し、聖書(ヘブライ語聖書)の正典を確認していくプロセスを行います。


実は、ユダヤ戦争でエルサレム宮殿が破壊されるまでは、キリスト教はユダヤ教の一分派という位置にありました。ヤムニア会議というプロセスを経て、「正典」ではない聖書を信じるキリスト教は完全にユダヤ教からは切り離されることになったのです。

教育の重視 ユダヤ人は生涯勉強する


紙幣・手形の発明


保険の発明

株式の発明

会計技術の発達

北半球全域に広がったネットワーク


開封のユダヤ人コミュニティーは遅くとも宋代(960年-1279年)には成立し、19世紀末まで存続していた。開封のユダヤ人の先祖は中央アジアから渡ってきたと推測されている。

開封市(かいほうし)は、中華人民共和国河南省東部に位置する地級市。中国でも最も歴史が古い都市の一つであり、北宋の首都であった。11世紀から12世紀にかけて世界最大級の都市であった。ウィキペディアより

1850年代の太平天国の乱で、コミュニティーは一度離散へと向かったが、その後ユダヤ人は再び開封に戻ってきた。ウィキペディア「開封のユダヤ人」



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