2014年3月24日月曜日

3/24 イタリア文化会館 講演会「シチリアにおけるイスラム文化」

2014年3月24日 月曜日 18:30(18:00開演)



@イタリア文化会館 無料 事前に申込が必要。

公式HP 




以下HPより引用

講演会「シチリアにおけるイスラム文化」

シチリアでは、830年頃イスラムの支配下に入ってから、さまざまなイスラム文化や技術、習慣が取り入れられ、繁栄がもたらされました。

 灌漑シス テムや陶器の施釉、また養蚕や柑橘類栽培などはイスラム世界からもたらされたもので、パレルモで、織物生産を始めたのもイスラムの人々でした。現在ウィー ン美術史美術館に所蔵されているルッジェーロ2世の豪奢なマントは、その織物技術の高さを今に伝えています。

またイスラムの詩人や知識人、科学者たちがシチリアの文化生活を豊かにすることに寄与し、その遺産は、ノルマン朝の王たちやフリードリッヒ2世によって後世に継承されました。

 本講演ではコッラオ氏が、シチリアにおけるこうしたイスラムの影響について、科学、医学、行政、文学など諸分野に言及しながら論じます。

日伊逐次通訳付

お申し込み:件名を「3月24日講演会」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにて eventi.iictokyo@esteri.it までお申し込みください。
お問い合せ:イタリア文化会館 Tel. 03-3264-6011(内線13, 29)


 【プロフィール】 

フランチェスカ・コッラオ Francesca Corrao

  ロー マLUISS大 学 政治学部教授(アラビア語・アラブ文学)。オレスティアディ財団学術委員会委員長。

パリ、オックスフォード、ケンブリッジ、カイロ、ベイルートの大学で教鞭を執った。専門はアラブ文学で、近年のヨーロッパへの移民をめぐる社会、政治 問題や「アラブの春」など中東アラブ諸国の政治問題についても研究している。アラブ文学や歴史に関する著作多数。文学作品 のアラビア語からイタリア語への翻訳も多くてがけている。主な著書に、La rinascita islamica(「イスラムの再生」、1985)、Poeti arabi di Sicilia(「シチリアのアラビア詩人」、1987)、Adonis. Nella pietra e nel vento(「アドニス 石と風のなかで」、1999)、Le rivoluzioni arabe. La transizione mediterranea(「アラブ革命 地中海地域の変遷」、2011)など。


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ルッジェーロ2世の豪奢なマント


ブログ「ナポリの切り株とノルウェーの小枝」より

陶器VSガラス、かぶき者なノルマン人


こちら、11世紀頃、南イタリアに居座ったノルマン人、ルッジェーロ2世のマント。
真紅の布に金の刺繍、モチーフはトラ。



マントの持ち主、ルッジェーロ2世
ナポリのレアル王宮の彫刻より

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